氷点下20℃と猿払川 絶妙の自然条件が生み出す自然の芸術
北海道更別村では冬のピークには、日の出前、氷点下20℃にまで気温が下がります。
その時、川の水はあまりの寒さに水蒸気として立ち上り、川沿いに生える木々の枝に付き、再び氷つきます。
こうして出来上がるのが冬の絶景「霧氷」。厳しくも美しい自然の姿です。
真っ白に氷をまとった木に太陽の光が当たると、それままるでガラス細工のように輝き、
心を奪われる光景が広がります。
霧氷は発生条件の厳しい現象
霧氷が発生するには、川の流れ、気温氷点下20℃という複合的な条件が必要です。
通常こういう条件の場所は、アクセスしづらい場所が多いのですが、
ここ更別町は比較的気軽に、安定して「霧氷」が見られる場所なんです。
そんな霧氷が見られるのは例年1月中旬〜2月上旬。
時間は日の出前から日の出後にかけてのもっとも気温が下がる時間です。
夜明けとともに変化する 雪景色の色合いに心奪われる
日が昇る前の、空が薄っすらと白んでくる時間、一面の雪と川から立ち上る水蒸気とで、
ほんのり青みがかった世界が目の前に広がります。
太陽が昇ってくるにつれて、世界は青から朱、そしてオレンジへとその色を変えていきます。
その時間はわずか10分ほど。
しかし、一瞬一瞬が全て美しく、忘れられない光景になるでしょう。
クールな写真を撮りたければ ズームレンズが必須
カメラに収めたいならば、ビュースポットから川まではおよそ100m離れているので
ある程度望遠の可能なレンズが必要です。
霧氷が見える時期の更別村では、日の出の時間は6時50分前後。
できればその30分前には現場に到着しているのがオススメ。
霧氷は猿払川から立ち上る水蒸気によって発生するので、ビュースポットは猿払川の近く。
向かう道(道道238号)には案内看板も設置されています。
駐車場はないので路肩に寄せて停車しましょう。
朝早くにスタンバイしていないといけないので、前日は更別村内に泊まるのがオススメ。
例えば道の駅には貸コテージがある「さらべつカントリーパーク」