時間とお金に余裕があればいいんですけど…。
旅館が良い旅館だとさらに悩みは深くなります。
旅館のサービスや施設を余すところなく楽しもうとすると、もうチェックインを早くするしか無い!
で、この「第一滝本館」もそんな旅館の一つです。
部屋数は399室の大型旅館です。
大体いい旅館というのは小規模なものが多いと思うんですが、大きい旅館には大きいなりの良さというものがあり、
この第一滝本館の場合はなんといっても「温泉」。
温泉天国の北海道の中でも、抜群に楽しめる温泉旅館として、早い時間にチェックインして
ふやけるほどお湯に入ることをオススメします。
どの泉質がお好きですか?ここにはなんでも有ります
第一滝本館のお風呂は、入るとまずその広さにびっくりします。
日本でお風呂に入るときには、まずは体を洗ってから
とにかく広い。5000㎡だっていうんですからもうなんだかよくわからないくらい広い。
で、湯船の数も男女併せて35個もありまして、さらに、7つの源泉から5つの泉質を引いているというんですから驚きます。
温泉は源泉によって泉質が変わるが、同じ土地の源泉は同じ種類のものが多く、
ひとつの旅館でこんなに多種多様な源泉をもつのは非常に珍しい
湯船を見て回るとひとつひとつに丁寧に説明書きがあります。
泉質は硫黄を含んだものや、塩化物泉などありますので、自分で実際に入ってみてその差を実感してみるといいでしょう。
一口に温泉といっても、思った以上に個性差があることに驚くと思います。
日本人がなんでこんなに温泉好きなのか、きっと少しは理解できるのではないでしょうか?
一通り入れば自分の好みのお湯を見つけられるでしょう。
男性用の内風呂の窓は大きくガラス張りになっていて、目の前には登別名物の「地獄谷」が広がっています。
地面からモウモウと吹き出す水蒸気がまるで地獄のように見えることからその名が付いたそうですが、
気持ちのいいお風呂に入りながらそんな風景を見ていると、天国から地獄を見ているようでちょっと楽しめます。
秋の風景
温泉の楽しみ方はダラダラ入ること。
湯船に浸かりながら景色を眺めて、ちょっと熱くなったら風呂の縁に座って体を冷まし、ちょっと気分を変えて露天風呂に入ったり。
一日に何度もお風呂に入ったり、「第一滝本館」ならお風呂を味わい尽くすのに何時間もかかってしまいます。
なんとプールまであるんです!
温泉の下のフロアには、水着着用のプールもあります。
プールは8:00〜22:00までオープンしているので、子供連れならここで遊ぶというのも楽しいかもしれません。
なんとウォータースライダーまであるということで、もはや本当にちょっとしたテーマパークのようでさえあります。
ちなみに水着のレンタルもしているので、手ぶらでも遊ぶことが可能です。
女性用700円(9号〜17号)、女児用300円、男性用500円(M〜4L)、男児用300円、浮き輪300円
部屋は10畳が最もリーズナブルなタイプ
宿泊棟は本館・南館・西館・東館と4棟あり、それぞれ広さや趣が違います。
さらに夕食がビュッフェ、湯の里(レストラン)、部屋食の3種類あり、どれを予約するかによって値段が変わってきます。
もっともリーズナブルなのは、東館(ユニットバス無し)の和室10畳タイプで夕食にビュッフェプランというプラン。
1泊2食付き 2名利用で値段は1人11,880円からです。(休日前には料金があがる)
でも、「旅館の料理」を楽しみたいのなら、レストラン「湯の里」でのプランがオススメ。
こちらはビュッフェに比べて落ち着いた半個室の空間で12皿前後のコースを楽しむことが出来ます。
お値段は、1泊2食付き 2名利用で1人13,500円〜。
北海道の食材をつかった和食の粋
湯の里での夕食を選べば、料理長が腕を凝らした和食を味わえます。
内容は季節ごとに変わり、その時旬の北海道ならではの食材を味わうことが出来ます。
魚介から和牛、野菜まで、素材の味を活かした和食の真髄を味わうことが出来ます。
ちなみに今年の夏のメイン料理は「アワビのちり鍋」だそうです。
アワビを醤油ベースのだしに軽くくぐらせて、プリッとした歯応えと貝の味わいと香りを味わえる自慢のメニューだそう。
さらに、この「湯の里」で味わいたいのが日本酒です。
「利き酒師」の資格を持つスタッフが季節ごとに仕入れているそうなので、季節の料理と季節のお酒という最高のぜい沢を味わえます。
ちなみに日本酒は冬に作られますが、年間を通じて貯蔵、熟成されて、その季節ごとの味わいで「季節のお酒」が販売されます。
利き酒師にそこらへんを尋ねながら味わえば、日本酒をさらに楽しめますよ。