北海道ならではの「コロポックル」体験
北海道の先住民アイヌの伝承には「コロポックル」という小人のお話があります。
「コロポックル」とは「フキの下の人」という意味。
そんな北海道らしい体験が出来るの場所が、足寄町にあります。
それが螺湾川(らわんがわ)沿いに生える「ラワンブキ」です。
毎年6月中旬から7月中旬に生長のピークを迎え、高さはなんと4mほどにも達します。
そんな大きなラワンブキの下で写真を撮れば、まるで小人の世界に迷い込んだみたいな、印象的な写真を撮れちゃうんです。
そもそもラワンブキって?
ラワンブキとは、品種としては「秋田蕗」になります。
「秋田蕗」は日本原産の山菜で、日本北部から北海道、千島列島、樺太に分布しています。
もともと「秋田蕗」自体がフキの中では大型のものですが、それでも、1.5〜2m。
そんな「秋田蕗」がここ足寄町の螺湾川沿いでだけは、さらに大きく生長し高さ3〜4mにもなるんです。
ちなみに、なぜこの螺湾川流域でだけ大きくなるのかという理由ですが、実は解明されていません。
螺湾川の水のミネラル分などが関係しているのではないかと言われています。
ラワンブキのしたなら誰でもコロポックル
フキは例年6月中旬から7月中旬にかけて最も大きくなり、その後食用として収穫されます。
収穫されたラワンブキは、大振りな割には繊細な味で、ミネラルと繊維質が豊富。
主に煮物として食べられます。
スゴイ写真とって、ともだちにシェアしよう!
さて、なんと言ってもオススメはラワンブキの下での記念撮影です。
4mのラワンブキの下に立てばどんな人だってコロポックル。
SNSにアップすればみんなが驚く写真を撮ることができちゃいます!
ちなみに記念撮影できるスポットですが、去年(2016年)までは川沿いの自生エリアまで木道が整備されていたのですが、
大雨で木道が流されてしまっていて、現在はそのスポットまではアクセスできません。
その代わり、地元の建設会社「外田組」が観光のために会社の敷地の横に畑を整備・公開してくれています。
そこなら撮影が可能。
でも、ご厚意での整備・公開なのでマナーには気をつけてください。
近くに道の駅「あしょろ銀河ホール21」があるのでそこに車を止めて、歩いていくのが良いでしょう。