アクセスは3つのルート。
ロープウェーか、有料自動車道、無料の自動車道です。
ロープウェーは所要時間4分で往復930円。
有料自動車道は1000円です。
値段は変わりませんので、まあ旅行者ならばロープウェーですね。
ここは中央アジア?百尺観音に驚く
ロープウェーならば西口管理所で拝観料を払って入ります。
ここからまずは山頂方面を目指しましょう。
10分ほど歩くと見えてくるのは、百尺観音です。
房州石を切り出したあとの崖に6年の歳月をかけて彫られた「磨崖仏」で、高さ30mほどあるのだそう。
まるで中央アジアの史跡にでも迷い込んだような気分に浸れます。
百尺観音前の広場から左上方の山頂付近を見上げると、突き出た岩が見えると思います。
それが目指す「地獄のぞき」と呼ばれる展望台です。
早く行きたい、と思うでしょうが、その前にもう1つ見ておくべき場所があるんです。
密かな人気スポット「ラピュタの壁」
広場の先にある「北口管理所」を通り抜け(チケットを見せれば再入場可能です)、少し下った先に
「石切場跡」を横から眺められる場所があります。
ここは「ラピュタの壁」と呼ばれているポイントで(「ラピュタ」とはスウィフトの小説ではなく、宮﨑駿のアニメの方の)
空中に浮遊する廃墟都市のような光景を見ることが出来ます。
さて、いい写真も撮れたところで、再び山頂を目指しましょう!
メメント・モリ 「地獄のぞき」で諸行無常を感じよう
百尺観音から歩くこと10分で山頂に到着です。
山頂は360度の大パノラマ!
東は太平洋から、西は東京湾越しの富士山やスカイツリーまで絶景を望めます。
さて、ここでメインイベントの「地獄のぞき」に挑戦です。
この「地獄のぞき」、崖の先端に突き出ているんですが、これは石切職人の遊び心で作られたのだそうです。
石を切り出すときに、この一角だけ岩を残したんだとか。
それがいまやこんな人気の観光地になるなんて、職人えらい。
下を見ると、すごく恐いですけれど、頑張って先端まで行って目を上げれば、広がるのは東京湾。サイコーの気分に浸れます。
で、ここで記念写真なんですが、これが後ろから撮ると「すごさ」がよくわからないんですよ。
なので、地獄のぞきに向かって左手にある山頂展望台から横打ちで撮るのがオススメです。
丁度このアングルです。
その時、右側の岩壁は入れないほうが、より浮遊感が出ると思いますよ。
奈良よりデカイ大仏も
地獄のぞきが終わったら、別ルートで下って「大仏広場」へ。
歩いておよそ10分。
この大仏は高さなんと約31m。
ちなみに奈良の大仏は約18m、鎌倉の大仏は約13.4mだからどれほど大きいかお分かりいただけるだろうか。
石で作られた大仏としては日本一の大きさを誇るのだそう。
すごい。
とにかく桁違いの大きさを体感できる鋸山、オススメです。