「日本のおみやげに、伝統工芸品を買って帰りたい。」と思っている人は多いと思います。
でも、「作家が作っている地方に行くだけの旅のスケジュールはない」とか、「そもそも売っているものがいいものなのかわからない」
という悩みを持っている人も多いでしょう。
そんな悩みを持った旅人にオススメの場所がこの「伝統工芸 青山スクエア」なんです。
都心に日本全国の伝統工芸
まず、なんといっても場所がいい。東京のど真ん中、青山にあります。
最寄りの青山一丁目駅は、地下鉄「銀座線」「半蔵門線」「大江戸線」の3つの駅が交差するターミナル駅です。
そしてここに置いてある商品は、全て品質が折り紙付き。
そもそもこのギャラリー&ショップを運営しているのが、日本の伝統工芸品の振興を目的に作られた団体である
「伝統的工芸品産業振興協会」なんです。
「伝統工芸品」だけを展示販売しているので、買ってみたけど偽物だったとか、日本製じゃなかったということが無いんです。
伝統的工芸品って?
ちなみに「伝統的工芸品」とは、次の条件にあった工芸品で、経済産業大臣が指定したものをいいます。
・ 主として日常的に使われるもの
・ 主要工程が手作りであるもの
・ 100年以上前から続いている技術・技法で作られたもの
・ 100年以上前から作られている原材料で作られるもの
・ 産地がある程度の規模を保っていること
この条件に合致して産地毎の検査に合格した「伝統的工芸品」はこのマークのシールを貼っています。
気軽なものから高いものまで
お店の広さは530㎡。
そこに日本全国、100ヶ所以上の産地から集めた、約3万点の商品が置かれています。
置いてある商品は安いものならば1000円を切るくらい。
例えば木曽の塗り箸は900円。
他にも探せばお値打ちものを見つけられます。
飛騨春慶は漆の塗りが薄いのが特徴のために 他の漆器に比べてお値打ち
愛知の有松鳴海絞りのハンカチは800円〜
高いものは、着物が150万円以上まで幅広い値段で揃っています。
品物のジャンルも広範囲で、漆器や、木工品、竹細工、和紙・文具、ガラス工芸、陶磁器、金工器、
着物などが集められています。
ガラスに漆を塗ったボウル といった新しい試みの伝統工芸品も
じっくり見て回って、気に入ったものを見つけることが出来るはずです。
定期的に実演もやっている
店内には、「匠コーナー」という実演のコーナーがあり、定期的に伝統工芸士を招き実演を見せてくれます。
1人の工芸士は1週間ほど、1日置いて次の工芸士、というスケジュールになっているます。
サイトを見れば今後の予定を確認できるので、訪れる前にチェックすると良いでしょう。
福岡の小石原焼
二週間ごとに開催される「特別展」では、職人の手ほどきによる製作体験のワークショップをしている場合もあります。
運が良ければ伝統工芸の体験もできてしまうという、オトクなギャラリーです。