まずは魚のトンネルを抜けて
入館後、まず通るのは「アクアゲート」です。
「アクアゲート」はトンネル状になった水槽の下を通り抜けるという構造になっています。
通路を歩くと、まるで海の中に潜って、魚が自分の周りを泳ぎ回っているような感覚を味わえます。
水槽の中に入っている魚は、鮮やかな熱帯魚が多く、見ているだけでも楽しくて時間がすぎるのを忘れてしまいます。
魚が自分の上を通り過ぎるので、めったに見られない、魚が泳ぐ姿を下から見ることもできます。
めったに見られない光景に、ついつい長居をしてしまいますが、まだまだ見どころはあるので先へと向かいましょう。
日本の森からグレートバリアリーフまで
エレベーターで3階から8階まで一気にあがり、続いては日本の森の環境を再現したエリア。
コツメカワウソがカワイイです。
カワウソの中では最も小型で、四肢の指に小さな爪があるのが名前の由来です。
他にもラッコ、アザラシ、ペンギンなどの可愛らしい動物たちの生態が間近に見られたり、
グレートバリアリーフやアマゾンの魚達の生態を見られたり、子供だけでなくおとなも楽しめる作りになっています。
ちなみに生き物たちの食事タイムも見ることが出来ますが、非常に混み合うので、
もし生き物たちをゆったり見たいのなら、その時間は避けるのが賢明です。
太平洋をモチーフにした大水槽へ
水族館の展示全体は、大水槽と大水槽の間を、緩やかに螺旋を描きながら下っていく順路になっています。
その展示の真ん中に位置するのが、深さ9m、最大長34m、水量5、400tの「太平洋」水槽。
太平洋の雄大な光景を再現した「太平洋」水槽では、体長5mにも及ぶジンベエザメを始めとして、
シュモクザメやエイなどいます。
それらがゆったりと泳ぐ姿は、本当に優雅でかつ迫力があり、ずうっと見ていられます。
ここで皆さんに注意しておきたいのが、「太平洋」水槽を見る位置。
「太平洋」水槽に到達して、すぐの観覧スポットは非常に混雑します。
でもこのあと、下ったところにもいくつか観覧スポットはあり、混雑している入り口に拘る必要はありません。
ぜひ「お、大きい水槽だ。すごいな〜」と思いながら少し先に進んで、そこからゆったり見てください。
瀬戸内海や日本海溝など そしてふわふわクラゲ
「太平洋」水槽を通り抜けたら、瀬戸内海を再現した水槽や、アカウミガメがいるクック海峡、
タカアシガニ、オオグソクムシなどがいる日本海溝のエリアがあります。
それぞれの水槽が、それぞれの海の環境を再現しているなんて、本当にすごいです。
日本海溝の水槽なんて、ものすごい圧力をかけているのだろうと、想像するだけでも気が遠くなりそうです。
さらに、その先はクラゲが展示されたエリア。
ここは照明や水流がすごく考えられていて、ふわふわと水を漂うクラゲを幻想的にディスプレイしています。
美しい風景につい写真を撮りたくなること間違いなしです。
ただ、ここはリニューアルのため2017年9月から一部が閉鎖されており、11月から全面閉鎖。
2018年3月にリニューアルオープンする予定になっています。
目の前で感じて、触ることも!新体感エリア
常設展示の区画を抜けると「新体感エリア」。
ここはガラス越しでなく生き物を見られるのが特徴です。
アザラシたちが泳いだり氷の上で休んだりする姿や、イワトビペンギンたちが歩き回る様子を目の前で見ることが出来ます。
ここでぜひ体験したいのが、モルディブ諸島ゾーンでのサメやエイへのタッチ。
相手が「サメ」「エイ」ってだけでドキドキします。
ジョーズみたいに噛まれたり、毒針で刺されたりするんじゃないかって。
でも、ここにいるのはそういう凶暴だったり毒があったりする種類ではないのでご安心を。
触ってみると非常におとなしくて、サメのザラザラな肌や、エイのヌルヌルの肌を実感できます。
もちろん体験の前と後には、手を洗うことをお忘れなく。
知っておくと得な 楽に入館するための一手間
海遊館に行く前にこれをしておくのが非常に重要です。
海遊館は、休日は非常に込み合います。
チケットを買うために30分ほど並ばなくてはならない場合もありますが、
「OSAKA海遊きっぷ」か「webチケット」を買っておけばスムーズに入ることが出来ます。
ちょっとの手間で楽が出来ますのでぜひやってください。
まず「OSAKA海遊きっぷ」は鉄道の乗り放題チケットと海遊館の入館料が一体化したものです。
大阪市内の地下鉄や、阪神、近鉄、南海など、さまざまな鉄道会社ごとに10種類のチケットがありますので、
自分が利用する鉄道会社のチケットを各駅で購入してください。
以下のリンクから詳細が見られます。
ただ、鉄道会社ごとに販売場所が違うので確認が必要です。
例えば地下鉄のチケットとセットになったオオサカシティプランの場合、16歳以上で2550円。
大阪市営地下鉄の初乗り(最低)料金は180円なので、往復で260円。
海遊館の入館チケット2300円と比べても、110円ですが得になる計算です。
並んで無駄になる時間を考えたら、絶対に買うべきチケットです。
※2018年4月以降の販売は未定です(2017年9月11日現在)
もうひとつのwebチケット、これはサイトが日本語版しかないので、日本語が堪能な人にだけおすすめです。
再入館スタンプを手に捺してもらえば、再入場も出来るので、ゆったり安心して楽しめる、
大人にも子どもにもオススメのスポットです。