温泉街から離れた高台に建つ宿
銀山温泉の高台にある瀧見舘は、木立に囲まれ眼下に滝を望む、眺望抜群のロケーションに建つ宿です。
場所は温泉街とは離れた高台にありますが、その分静かで、ゆったりとしています。
(銀山温泉の温泉街に建つ宿は、昔から建っているためにスペースが限られていて、少し狭く感じられます)
アクセスとしては、温泉街の手前で分かれ道があるので、それを看板に従っていき、600mほどで到着です。
部屋数は14
1階が8部屋、2階が6部屋です。
それぞれ部屋のタイプ・料理の内容によって値段が変わりますが、一番リーズナブルなのは1階の部屋で17000円(2名1室利用 一泊2食付き)です。
畳敷きで伝統的な和室の作りで、窓が非常に大きく取られているので、目の前の山の風景がとても良く見えるのが特徴です。
特に秋の紅葉の時期や、冬の雪の時期は美しい風景を見ることが出来ます。
布団での就寝を希望ならば、1階を希望するか、予約時布団希望と伝えてください。
山形の食材を使った料理が絶品
料理はシーズンで変わりますが、8皿ほど出てきます。
料理のグレードは3つあり、スタンダードは山形牛(ブランド牛)の陶板焼き、
次が、山形牛しゃぶしゃぶ、最上のものが山形牛ステーキor尾花沢牛ステーキ。
宿の自慢はおしのぎで出て来る、手打ちそばです。
地元尾花沢産のそば粉を使って28(小麦粉2割・そば粉8割)に打った蕎麦は、喉ごしのよい細めの蕎麦で、
甘さ控えめのかつおだしのそばつゆによく合うんです。
旅館を初めてまだ二代目なんですが、現在の社長が趣味で始めた蕎麦打ちから、お蕎麦を夕食に出し始めたのだそう。
その後、お客さんからの要望で、温泉街の近くに昼のみの蕎麦屋さんを始めたということからも、おいしさのほどがわかると思います。
絶景温泉からは山を一望
温泉は、内湯2つに露天が2つの計4つです。
内湯は小ぢんまりとした大きさで6人ほどが入れるサイズ。
露天風呂はそれより少し大きめで8〜10人くらいが入れるサイズです。
屋根付きの露天風呂ですが、高台にあるため眺望は抜群。
ちょうど目線くらいの高さに山の稜線が連なり、秋ならば紅葉、冬ならば雪景色が楽しめると思います。
男女入れ替え制ですが、チェックイン当初男性用のお風呂からは滝を眼下に眺めることが出来ます。
この滝は「白銀の滝」という落差22mのもので、宿の名前の由来でもあります。
この滝、近くで見たらなかなか迫力があるので、時間があれば見に行くことをオススメします。
ロマンティックな銀山温泉の夜景を見逃すな!
夕食の後、20時15分から宿がバスを出してくれて、温泉街へ送迎をしてくれます。
有名な銀山温泉の町並みは、最も美しいのは雪景色の夜ですが、
もちろん、それ以外の季節でも非常に趣があるので、是非行くのをオススメします。
川の両側にレトロな旅館が立ち並び、白壁と黒い屋根瓦。
さらに夜になれば窓から漏れる明かりと、
温泉街全体のライトアップで幻想的な町並みを見ることが出来ますよ。
銀山温泉について
日本三大銀山の一つ延沢銀山の跡地で、450年前に銀を掘って栄えた所です。
その銀の採掘中に川から自噴した温泉が今の銀山温泉になります。
ドラマ「おしん」ブームや秘湯の温泉、大正ロマンの冬景色などがあります。