新潟県随一の神社 弥彦神社
弥彦神社は、新潟県西蒲原郡弥彦村に位置する新潟県でもっとも格式の高い神社です。
古くは、日本最古の和歌集である「万葉集」にも歌われており、地元では古くから「おやひこさま」と呼ばれ親しまれています。
正確な創建年代は不明ですが、一説には、2400年以上の歴史のある神社と言われているほど長い歴史があるそうです。
この弥彦神社の御神体は、神社の後ろに鎮座する「弥彦山」。
広大な越後平野の中に聳え立つ弥彦山は、確かに視覚的な印象が深く、昔の人達が神格化したのもよくわかります。
高さ30m!日本一の大鳥居
弥彦神社に向かうときに、まず目に飛び込んでくるのは、巨大な赤い鳥居。
車の方なら、その下をくぐって神社に向かうことになりますし、電車の方なら、車窓の右手に見ることができるでしょう。
こちらは「大鳥居」という鳥居で、なんと高さ30メートル、両部鳥居(鳥居の形式です)としては日本一の高さなのだそう。
(ちなみに、鳥居日本一は奈良県にある熊野本宮大社の鳥居だそうです)
昭和57年に上越新幹線開通を記念して建てられたそうで、鳥居の上部に架かっている額はなんと畳12畳分、つまりおよそ18㎡!
日本人のアパートは、これより小さいところも沢山あります涙。
この巨大な鳥居の向こうに見えるのが弥彦山。
麓にある弥彦神社はすぐそこです。
2400年の歴史を数える神社の本殿へ
弥彦駅から弥彦神社に行くなら、距離はおよそ1kmほどあるので、歩いて15分ほど。
車の場合は、神社の西側「一の鳥居」の脇にある「神社脇駐車場」が便利です。
桜の時期なら、神社南にある「村営第1駐車場」がおすすめ。
桜を見ながら神社へと入ることができます。
さて、弥彦神社の入口である「一の鳥居」をくぐると、まず見逃せないのがすぐ左手に見える「玉の橋」。
この朱塗りの半円形の橋は、神様だけが渡ることができる橋だそうです。
しばらく歩き、左に曲がり「二の鳥居」をくぐり本殿へ。
神社の歴史的な建造物と弥彦山の自然を感じながらそぞろ歩き、参道を抜けた先に弥彦神社の本殿があります。
本殿の真後ろに聳える弥彦山は弥彦神社のご神体で、本殿と弥彦山が一体となり壮大なパワーを感じることができます。
祀られている主祭神は、天香山命(あめのかごやまのみこと)で、越後開拓の祖神と言われています。
家内安全、商売繫盛、交通安全、学業成就、仕事運アップなど様々なご利益を得られるそうです。
弥彦神社の参拝方法は、通常の「2礼、2拍手、1礼」と異なり、弥彦流は「2礼、4拍手、1礼」です。
より強くパワーを授かるためにも、参拝する際は弥彦流の参拝方法で参拝することがおすすめ。
ロープウェイで絶景の弥彦山へ足を伸ばす
弥彦神社で参拝をした後は、本殿の背後に広がる弥彦山の山頂を目指してロープウェイに乗るのがおすすめです。
ロープウェイ乗り場へは、境内の拝殿のすぐ脇から出ている無料のシャトルバスに乗れば約5分で行けます。
このバスは、ロープウェイの運行時間中は常時往復しています。
また、歩いても約10分。季節によっては豊かな自然の中を歩くのもおすすめです。
ロープウェイは山麓駅から山頂駅までおよそ5分。
空中からは弥彦山の大自然と、越後平野を同時に眺めることができます。
特に紅葉のシーズンは人気で、弥彦山を染め上げる紅葉の赤、黄色を見下ろしながら絶景の空中遊覧を満喫できます。
山頂駅からさらに山頂方面に400mほど登ると、弥彦神社の奥宮である「御神廟(ごしんびょう)」が鎮座しています。
ここは、弥彦山の中では最も尊い場所であり、また絶景が拝めることから、昔から「登拝しなくては弥彦の山は語れない」と言われてきたそうです。
弥彦山の標高は東京スカイツリーと同じ634メートル。
小さめの山ですが北は雄大な日本海南は広大な越後平野の田園風景と、素晴らしい風景を望むことができます。
弥彦山へは、ロープウェイ以外にも、弥彦山スカイラインを通って車で登ることもできますが、
11月~4月の冬シーズンや、天候が悪いときは道が閉鎖されるので、予め確認をしてから向かってください。
弥彦神社周辺の温泉街で温泉とグルメ楽しめる
弥彦を満喫した後は、弥彦神社の門前に広がる温泉街がおすすめです。
弥彦温泉は、肌に対する刺激が少なくお年寄りから赤ちゃんまで入浴を楽しめます。
約10軒近くの旅館が立ち並んでいるので、宿泊から日帰り温泉まで旅に合わせたプランでゆっくりと温泉を満喫することが可能です。
温泉街ではお食事処や茶屋も充実しているので、日本海の海鮮や新潟県の特産品である新潟米を心ゆくまでに堪能できます。