日本に来たら「忍者」に会いたい
日本の魅力といえばなんでしょうか。
日本食や着物といった日本文化、自動車やテクノロジーなどの技術、
最近ではアニメなどサブカルチャーにも世界的な注目が集まっています。
中でも世界中の人から関心を集める存在として、忍者があります。
映画やマンガ(特に「NRUTO」!)などで海外に紹介されたことが大きいでしょう。
忍者はかつての日本において、密偵…つまりスパイのような存在として生まれました。
「忍術」と呼ばれる技術や知識を使い、独自のスキルを強みに時代を超えて日本の権力者たちを支えてきたのです。
謎に包まれた部分も多い忍者。
実は、三重県の山間にある伊賀は、滋賀県の甲賀と並んで名高い忍者の里。
そして、そんな伊賀の町に、本格的な忍者体験ができるスポットあるんです。
伊賀は日本を代表する忍者の里
日本国内に忍者の伝説が残るスポットは沢山ありますが、最も有名なのが、現在の滋賀県にある甲賀と、三重県にある伊賀です。
伊賀忍者は忍法の中でも呪術や火術を得意とし、専門的な技術を強みに様々な大名に仕えていたと言われています。
現在では、伊賀は忍者の里として売り出しており、忍者にゆかりのある見どころや、忍者体験ができるスポットがたくさんあります。
中でもおすすめなのが、町を象徴する伊賀上野城の敷地内にある「伊賀流忍者博物館」なんです。
あっと驚く仕掛けが満載!忍者屋敷の実演
伊賀流忍者博物館は、忍者の里である三重県上野市にあります。
伊賀上野城の跡地である上野公園内にある施設で、敷地面積は約1,800㎡。
からくりの施された「伊賀流忍者屋敷」、忍具や道具の展示施設「忍術体験館」、
生活や知恵、企画展の展示施設「忍者伝承館」の3つの施設から構成されています。
また、忍者屋敷の実演・忍者ショーや手裏剣体験といった体験型アトラクションを楽しむことができます。
忍者屋敷とは、忍法や忍者の秘密を守るため、様々な仕掛けが隠された建物のことです。
伊賀流忍者博物館で体験できる忍者屋敷は、一見普通の農家に見えますが、中にはどんでん返しや隠し階段、
仕掛け戸などが設置されています。
さらに、忍者屋敷では実際に屋敷の一間に座り、忍者やくノ一(女性の忍者)がこれらのからくりを使用する様を間近に見ることができます。
何もなかった壁や天井から突然忍者が現れるのに、きっと驚かされるに違いありません。
一日忍者修行 本物の手裏剣投げ体験
伊賀流忍者博物館で体験できる忍者の文化は、忍者屋敷だけではありません。
本物の手裏剣を使用しての手裏剣打ち体験(6枚300円〜)をすることもできます。
もちろんスタッフが丁寧に教えてくれます
実際に使用されていたものと同じように作られた手裏剣はずっしりと重く、的に飛ばすにはかなりの力が必要です。
でも、手裏剣が的にドスッと刺さった時の快感はやみつきになること請け合いです。
ちなみにこれは、忍者博物館に入館しないでも体験可能です。
その他にも、忍者資料館を楽しんだり、忍者にちなんだお土産や雑貨のショッピングを楽しむこともできます。
また別料金とはなりますが、現代を生きる忍者による忍術実演ショーも一見の価値ありです。
ひと公演およそ25分で、料金は1人500円。
通常は1日に2〜3回行われています。
(現在はcovid-19の影響で土日のみ)
演じてくれるのは、「伊賀忍者特殊軍団 阿修羅」の面々。
忍者がどのような武器や道具を使い、役割を果たし、どうやって自分たちの身を守ったのかを見ることができます。
スピードとパワーあふれる実演に、忍者の凄さを見せつけられること、間違いなしです。
伊賀の里は、街全体に忍者の存在を感じる不思議な場所です。
様々な体験や見学を通して、歴史上の存在である忍者が、確かにこの場所に存在していたことを実感することができるでしょう。
スパイとして、表舞台に立つことはなかったにも関わらず、今なお高い人気を誇る忍者。
そのミステリアスな魅力の秘密を知りに、伊賀を訪れてみるのはいかがでしょうか。