ジャパン トラベル コンシェルジュ奄美大島でカヌーにのってマングローブ探検
・貴重な生態系のある鹿児島の穴場リゾートアイランド
・道の駅 黒潮の森マングローブパークでカヌー体験
・約1時間 2000円（大人）のお値打ちツアー
クリップする - 投稿日:9/21/20
- ライター:Qlip team
- 翻訳者:Yasuharu Shimamura
奄美大島とは？
奄美大島は、鹿児島と沖縄の中間より少し下にある島です。
自然がとても豊かな場所で、アカヒゲ・ルリカケスといった国指定の天然記念物や、
特別天然記念物アマミノクロウサギといった貴重な生物もたくさん生息しています。
また、四季を通じあたたかい気候に恵まれ、豊かな海には美しいサンゴ礁が広がっています。
マングローブの原生林や、美しいコバルトブルーの海、鹿児島県でありながら琉球文化圏に属し、
独特の生活風習もある魅力的な島なんです。
しかし、沖縄などに比べてそれほど有名でなく、ゆっくり過ごすにはもってこいの穴場と言えるでしょう。
そんな奄美大島でぜひ体験して欲しいのが、黒潮の森マングローブパークで体験できる、マングローブカヌー。
カヌーに乗って、奄美大島の貴重なマングローブ林を探検すれば、奄美の豊かな自然に圧倒されるオススメアクティビティです。
マングローブとは？
マングローブと言っても、そういう名前の植物があるわけでないのです。
熱帯から、亜熱帯の温暖な気候のなか、海水が満ちてくる、いわゆる汽水域に生える植物をマングローブといいます。
その中でカニ・貝・エビなどが生活をし、水鳥がやってきて、豊かな生態系を作り上げています。
基本的に奄美大島のマングローブは、緑の葉と立派な根のオヒルギ・メヒルギが全体的に生息しています。
満潮時にはカヌーなどが通れるようになり、干潮時には根が顔を出します。
黒潮の森マングローブパークとは？
さて、そんなマングローブ林の中を探検するマングローブカヌーを体験できる黒潮の森マングローブパークですが、
奄美大島空港から車で約1時間のところにある、自然あふれる道の駅です。
道の駅というのは、車で旅する人たちのために全国にある休憩所のことです。
この黒潮の森マングローブパークには、マングローブ館にて、マングローブなどの展示をしていたり、売店・レストランも完備。
また無料で遊べる広場や、有料で楽しむことができる、庭園「スミヨウガーデン」などがあり、小さいお子様から年配の方まで楽しめる施設なんです。
さまざまな体験も充実していて、カヌーだけでなく、セグウェイ体験、グラウンドゴルフなどのスポーツができます。
黒潮の森でマングローブカヌーを体験してみた！
さて今回おすすめの「黒潮の森マングローブパーク」でのカヌー体験ですが、
予約は、ホームページに記載の電話からできます。
当日予約も可能です。
ツアー時間は、10:00/11:30/13:00/14:30/16:00の5回から選べ、所要時間は1時間ほど。
マングローブ館にて体験料金の支払いなどをします。
価格は、一般2,000円、小中学生1,800円、幼児は無料です。
カヌー体験(ガイド・損害保険つき)だけでなく、入園料(グラウンドゴルフ代金込み)も含まれているため、非常にお得です！
photoACから引用
格好ですが、汗をかくので首にまけるサイズのタオル、飲み物、日焼け防止の帽子・サングラスの準備をおすすめします。
塗りなおせるように、日焼け止めもあるといいでしょう。
カヌー発着所は、マングローブ館から徒歩5分のところにあります。
無料のコインロッカー・シャワー・トイレがあるので、濡れて困るものなどはロッカーに入れておきましょう。
発着所で、サイズのあったライフジャケットを着て、カヌーの操縦方法の説明を受けます。
1人乗り・2人乗りから選べ、今回は1人乗りに挑戦です！
乗りこなせるか正直不安ですが、わくわくのほうが増しています。
3つのグループに分かれ、カヌー乗船です。
約20人の参加者に3人インストラクターがつきます。
深くこしかけ、パドルをもったら、いよいよスタート！
水面をかるくとらえる感じで、パドルを使ってこいでいきます。
最初はうまく進めなくても、スタッフの方が分かりやすく教えてくれるので初心者でも安心です。
マングローブのトンネルがある川をどんどん進んでいきます。
緑に囲まれた神秘的な空気感のなか、こいでいくと湖に到着。
まわりをぐるっとマングローブが囲っていて、開けた空がとてもきれいです。
ずっと深くこしかけてパドルをこいでいると、姿勢が崩れて体自体がどんどんカヌーの中にしずみこんでしまうことも。
グループに後れを取らない程度に、姿勢を直したりひと休憩するのをおすすめします！
写真撮影をしたり、湖をゆったりと楽しみながら、湖を抜け、さらに進みます。
マングローブを傷つけないように近寄ると、土で生活している小さなカニ・昆虫などを見つけることもできるでしょう。
たっぷりな日差しがふりそそぐなか進み、コースの最終地点で全員集合です。
そこで、マングローブの豆知識や色々なことをスタッフさんが話してくれたり、写真も撮ってくれます。
今回はパートナーとの参加だったのですが、2人で一緒に映っている写真はなかったので、こういう気遣いはとても嬉しかったです。
そして、来たルートを戻ります。
片道を約25分かけてカヌーをこいできて、帰り道は少しばてる可能性もあるので、ゆったりと進むのがおすすめです。
降りる時はカヌーがぐらつくので、気を付けながらおりましょう。
ライフジャケットを返して、ツアーは終了！
カヌーを上手くこげないときには的確なアドバイスをしてくれたり、写真を撮ってくれたりと、インストラクターさんに非常に親切にしてもらいました。
最後まで、気持ちよく楽しく過ごせるツアーでした。
8～9月は台風によって天候が変わりやすいため、おすすめのシーズンは6～7月です。
また、混雑をさけてゆっくり楽しみたい方は、ホテルの料金などがリーズナブルになる10月も狙い目。
ぜひ、黒潮の森マングローブパークでしか体験できないカヌーツアーを体験してみて下さい！