白金 青い池の魅力は、この神秘的な美しさ
北海道は美瑛町にある「青い池」。
その美しさからアップルMacの壁紙に採用され、今や世界中から観光客が訪れる日本屈指の絶景スポットとし知られています。
まずは、この美しさをご覧ください。
夏の緑と青い湖面も美しいですし、冬枯れの木々と氷の張った、厳しさを感じさせる姿もまた魅力的です。
さらに、昼だけでなく夜もライトアップされてまた違った表情を見せてくれる、魅力的な絶景なんです。
どこにあるの?アクセスは?
青い池は、ラベンダーや丘の町として有名な北海道上川郡美瑛町にあります。
場所としては、美瑛町の東にある十勝岳の山麓。
札幌から車やバスで直接向かう方法と、
旭川駅・富良野駅を拠点として、JRとバス、JRとレンタカーなど乗り換えで行く方法があります。
青い池付近を通る電車はありませんので、今回は、JR富良野線「美瑛駅」からのアクセスをご紹介します。
こちらが美瑛駅。
美瑛駅から青い池までは約17.2km。
自家用車の他、バスやタクシー、レンタカー、レンタサイクルを利用しましょう。
バスを利用する場合、美瑛駅を背に正面に見える大きな道路沿いにある路線バス停から、
道北バス「美瑛・白金線」に乗り、「白金青い池入り口」で降ります(乗車時間:約20分)。
そこから、白い池までは徒歩約5分です。
車の場合は、国道966号線を目指します。
国道966号線に入り美瑛の市街地から東へ約15㎞進むと、左に道の駅びえい「白金ビルケ」が見えます。
ここから約2㎞で青い池に到着しますが、両側1車線の国道は時間帯によって非常に混雑します。
もちろん青い池へと向かう車の列です。
「白金ビルケ」の裏側(国道より1本北側)に「青い池第2駐車場」に直接繋がる道路がありますので、そちらを使うと時間短縮になります。
駐車場は270台駐車可能です。
駐車場からは約5分で、あの絶景に出会えます!
青い池には、美瑛駅駅前にある「四季の情報館」から美瑛を巡るツアーバス「美遊バス」も出ています。
美瑛の丘や四季彩の丘といった美瑛の名所をめぐるおよそ3時間のコースで、料金は大人2600円、子ども1300円。
まとめて美瑛を満喫できる観光バスに乗るのもおすすめです。
白金 青い池の楽しみ方
青い池は池の周りを半周囲うように遊歩道になっているので、様々な角度から、青い池の幻想的で豊かな表情が楽しめます。
木々も豊富なので、新緑の季節から紅葉の季節、雪化粧をまとった姿と、一年中美しい景色を見ることが出来ます。
春は雪解け水を含むためブルーグリーン、初夏はライトブルーに見えます。
秋には紅葉とのコントラストが素晴らしく、冬には凍った池が見られます。
また、11月~4月までは夜のライトアップも行われています。
ライトアップの時間は月によって変わりますので注意が必要です。
11月1日~12月31日は午後4時30分から午後9時
1月1日~1月31日は午後5時から午後9時
2月1日~2月28日は午後5時30分から午後9時
3月1日~3月31日は午後6時から午後9時
4月1日~4月30日は午後6時30分から午後9時
ただし、キレイな色が見られるかは「太陽次第」。
普段の行いにかかってますよ。
また、池が何色に見えるかは、気温や風、池の中の状態で変わるので、その日その時で変わります。
皆さんは何色の池に出会えるでしょう?
おすすめの時間帯は、午後一番!
午前中は逆光で見づらく、写真撮影には向いていません。
ただし、朝日が昇る頃、風がなければ非常に幻想的な神々しい池を見ることが出来ます。
早朝の時間帯は駐車場が閉まっていますので、周辺の道路の路肩に止めて池を見に行くという方法になります。
車の行き来は少ないですが、通行のじゃまにならないように気をつけてください。
記念写真撮影のベストポジションは、駐車場から、遊歩道を池沿いに歩いていくと大きく右に曲がる角のところ。
そこからの写真撮影が、もっとも木々が開けていておすすめです!
白金 青い池はなぜ青い?
不思議なくらいの青い水。
その理由は、近くに湧く温泉にあります。
青い池から2kmほど上流にある白金温泉。
その温泉街の中にある「白ひげの滝」などからは、アルミニウムを含んだ水が流れでています
(滝は崖の途中から地下水が湧き出ている潜流瀑)
この水が美瑛川の水と混ざると、目に見えないコロイド状の粒子が生成され、それが太陽の光をまんべんなく散乱させ青く見えるそうです。
青い池の遊歩道を奥まで歩けば、美瑛川を見ることもできますよ。
青い池は、元々昭和63年に噴火した十勝岳の火山泥流災害を防止する為に、美瑛川に作られた堰堤でした。
そこに溜まった水によって出来上がったのが、この見事な風景なんです。
人造物である池が偶然生み出した奇跡を、ぜひ、その目でご覧ください。