子どもが大喜び!大自然の中での水遊び
日本有数の名水の地である、南アルプスの麓にある北杜市。
ここには自然の川を利用して水遊びができる場所があるんです。
それが尾白川堰堤(えんてい)。
自然の川と言ってもちゃんと整備がされているので、深みにはまって溺れたり、急流に流されたりといった事故は心配なし。
甲斐駒ヶ岳から流れてくるキレイな水に入って泳いだり、長さ10mほどのウォータースライダーがあったりして、思う存分に楽しむことが出来ます。
お子さん連れなら1日楽しめること間違いなしのオススメスポットなんです。
尾白川堰堤があるのは?
尾白川堰堤があるのは、山梨県の北杜市の「尾白の森名水公園べるが」です。
北杜市は日本のなかでも名水が湧く地として知られて、様々な飲料メイカーの採水地であったり、サントリーのウィスキー「白州」の蒸溜所があったりします。
そんな北杜市の南側、白州のエリアにある「尾白の森名水公園べるが」は、広さ20万㎡。
園内には、公園や宿泊施設、キャンプ場、温泉施設などがあります。
公園には、ドッグランがあったり、湧水が汲める場所があったり、アスレチックがあったり、豊かな自然の中でいろいろな遊びを楽しめます。
私は今回、家族でキャンプ場に泊まり、尾白川堰堤で遊び、温泉に入りましたが、そうやって1日中目一杯楽しむこともできます。
尾白川堰堤へのアクセス
「べるが」に行くには車がおすすめです。
公共の交通機関で行くことも出来ますが、JR小淵沢駅からタクシーかJR長坂駅からバスで行かなくてはなりません。
長坂駅はJRの特急が止まらないので、韮山あたりから各駅に乗り換え…と、かなり面倒なことになります。
車ならば中央自動車道の須玉ICからおよそ20分。
しかし、夏休みやGWといったバカンスシーズン、特に水遊びの季節は「べるが」は非常に人気があるので、お昼前から「べるが」への道は混み始めます。
駐車場に入るのに車の行列が出来てしまうようなので、できれば早い時間に行くのがおすすめです。
また、駐車場についても注意が必要です。
べるがは公園だけでなく、キャンプ場と、温泉施設それぞれに駐車場があるため、間違えないようにしてください。
(特に、キャンプ場の駐車場はキャンプ場利用者だけが利用可能です)
通常は無料で利用できますが、夏休みとGW期間中は入園料200円(小学生以上1名に付き)がかかります。
駐車場に車を止めたら、公園内を歩いて尾白川堰堤に向かいましょう。
およそ5分ほどです。
木立の中を歩いていけば、真夏でもひんやり。
駐車場からは少しあるので、必要な荷物があれば持っていきましょう。
ちなみに水温がかなり低いので、遊んでいる内に体温が低下します。
さらに夏は喉も渇くので、タオルや飲み物は持っていった方がよいです。
一番上が目指す堰堤。
その下は、キャンプ場。
一番下はビジターセンターと書いてあります。
案内表示に従いながら木立の中を歩いていけば、やがて川の水音が聞こえてきます。
階段を抜ければ、子どもたちの歓声が響く遊び場が広がります。
先程、アクセスのところでも書きましたが、夏などは非常に混むので木陰の休憩場所を確保するためには敷物などあったほうが良いですし、
早めの時間の到着がおすすめです。
大自然の中で思いっきり遊ぼう
尾白川堰堤は、甲斐駒ヶ岳から流れ出す尾白川に設けられた、いわば小さなダム。
その高さ6〜7mほどのダムから流れ落ちる滝の下に小さなプールがあります。
川の幅は約20mほど、深さは一番深いところで1mほどなので小さな子どもでも安心して遊べます。
水はとてもキレイで、顔をつけても大丈夫なほど。
ですが、めちゃめちゃ冷たいです。
うちの子供達は、足をつけた途端にキャーキャー言っていましたし、その後、しばらく遊んだら歯をガチガチ言わせながら遊んでいました。
見よ!この透明感。
そして、子どもたちに大人気なのが、堰堤の下にあるトンネルと、長さ10mほどのウォータースライダーです。
トンネルは、滝に向かって右側の脇にあります。
入り口から入ってU字型に掘られていて、滝の下に出るようになっています。
入り口はこんな感じ。
小さなお子さんは怖がるかもしれませんが、ちょっと年齢の高い子なら大喜びで、トンネルから飛び出して行くに違いありません。
そしてなんといっても、子どもたちの行列が途切れないのがウォータースライダー。
堰堤の入り口のすぐ下にあります。
石造りの滑り台で、幅は1mほど。
高低差は3mくらいでしょうか。
かなりのスピードが出て迫力満点です。
着水のところが深くなっていって、顔が水に着きますが、それがまた爽快。
最初は怖がっていた子も、何度も行列に並んでいました。
こうやっていろいろなことを体験しながら、子どもって成長していくんだな、なんてしみじみしてしまいました。
もちろん子供だけじゃなくて、大人だって楽しめます。
子供の分だけじゃなくて、大人も水着やぞうりの準備をお忘れなく。
夏は日差しが強いので、帽子もあったほうがいいように思いました。
下流の方はのんびり遊ぶのにおすすめ。
カニや小魚を見つけたりして遊んだりも出来ます。
自然の川での遊びは危険を伴うことが多いですが、ここなら水の事故に関してはかなり安心できます。
とはいえ、自然の中の場所なので、足を滑らせたりという危険は常にあります。
気をつけて遊んでください。
あと、日が陰ると一気に寒くなるのでそこも注意が必要です。
とにかく、緑に囲まれた自然の川を利用して水遊びができるなんて、子どもたちにとっては忘れられない思い出にあるに違いありません。
遊んだあとは、尾白の湯で温まって帰るなんていうのもいいんじゃないでしょうか。